中国の製造業
現代の中国の製造業の中心は、自動車、機械、家電産業です。
製造業は競争が激化し、乱立したメーカが再編され、企業の体力強化が必要とされています。


中国の自動車生産台数は2002年で世界第5位ですが、世界第1位の米国、世界第2位とはおおきな差があります。
沿海地域では高所得者層の増加により自家用車ブームが発生し、今後の市場拡大されます。
現代の自動車産業は120社のメーカーが乱立していますが、上位三社で中国の自動車生産の5割以上を占めています。外資との提携や集約化が進み、大手3グループと準大手9社により、自動車生産の9割を占めています。
外資との提携が進むことにより、中国の自動車メーカーの技術力の向上が予想されています。自動車産業の拡大により中国の部品産業が急速に発展することが期待されます。


中国製の家電製品は世界市場を席巻しています。
エアコン、洗濯機、電子レンジ、冷蔵庫などが中国製品の生産量が多くなっています。
主要な家電製品の2割から6割は中国で生産され、世界の180カ国以上に輸出されています。
家電製品の競争力は、国内企業は外資系企業に比べ強くはありません。
企業数では中国家電企業全体の3分の1の外資系企業が、輸出金額で過半数を占めていることから明らかです。
多くの中国家電メーカーはまだ競争力が弱いのが現状です。
ごく一部を除き、付加価値の低い家電製品しか生産していません。
また、中心となる部品の多くを国外から輸入しています。
外資との提携により技術力を高め、競争力を向上させる必要があります。
家電産業は規制緩和が比較的進んだ業種で、市場は供給過剰状態にあり、値崩れが起きやすくなっています。


中国の機械産業の生産量は世界第4位です。
中国の機械産業は輸入超過です。
技術力を必要とする航空機や金属加工機、発電機など高付加価値製品の多くを輸入しているからです。
日本の機械産業はこうした高付加価値製品を中国に輸出することにより利益を得ています。
中国の機械産業の生産性は低く、先進国の10分の1程度で他の東南アジア諸国よりも低くなっています。
WTO加盟により、中国の機械産業への競争圧力がより高まっています。
機械産業が開発能力を向上させ、国際的ブランドを確立する必要があります。
規模拡大によるコスト低減や企業グループ再編が必要とされています。
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