西気東輸(西部の天然ガスを東部に送る)
 西気東輸は、中国西部の天然ガスを中国東部に輸送するプロジェクトのことです。 
中国の主要天然ガス田は中国西部に偏在し、需要地は中国東部に偏っています。
中国西部の天然ガス田から上海など都市部を結ぶパイプラインを建設することを目的としています。


 最大規模のパイプラインはタリム盆地から上海を結びます。
タリム盆地には中国最大の油田と天然ガス田があります。このパイプライン建設には莫大な量の鉄鋼、セメント、木材などが必要で、大量の土石も移動しなければなりません。
総工費は数百億ドルに上ると推計され、総需要は2000億元を超えると言われています。
プロジェクトは2001年から開始され、完成は2010年頃と言われています。
完成すれば長江中流下流域に天然ガスを30年間安定供給できる予定です。


 このパイプラインの完成により石油会社には大きな収益源が発生します。
また、鉄鋼やセメントなどの素材産業などへの波及効果が期待されています。


 ペトロチャイナ、シノペックが西気東輸プロジェクトに参加しています。
ペトロチャイナ50%、シノペック5%という構成になり、ペトロチャイナ中心に行われています。
ペトロチャイナはアジアでも最大級の石油会社で、西気東輸プロジェクトが目玉になっています。
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