外国為替
インドは1991年に外貨危機に陥り、数週間分しか輸入が賄えないほど外貨準備高が減少しました。
国際機関や各国から支援を受け、危機を乗り越えましたが、外国為替売買は厳重に管理されるようになりました。
民間が得た外貨は中央銀行が全て公定価格で買い上げ、輸入には銀行への預託金が必要となったため輸入することが非常に難しくなりました。
その後、公定市場は縮小され、徐々に自由化が進みました。
1993年には公定市場は廃止され、民間企業は獲得した外貨を市場で自由に売却できるようになりました。


現在は、外貨準備高は十分で、現状の経常収支赤字でも外貨繰りに問題は無くなりました。
インドの外部負債は、1年以内に返済が必要な短期債務は一割以下で低水準です。


インドでは、為替市場を考慮しながら、当局が為替市場に介入し、市場の安定をはかっています。
調整をうまくやらないと、通貨が大きな変動に見舞われ、突然大幅な切り下げをしなければならなくなります。
市場介入により、インド・ルピーは他のアジア諸国通貨と比べ変動幅が少なく安定した通貨となっています。
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